シュトゥットガルト近郊の激アツ案件(※あくまで個人の感想です)

2023年4月初旬、ドイツ南部のバーデン ヴュルテンベルク(Baden-Württemberg)州を、鉄道に乗ってぐるっと回ってきました。バーデン ヴュルテンベルク州というのは、かなり広くて、ドイツで3番目に広い州です。面積はなんと、3万5千㎡もあるそうです。スイスの面積が4万1千㎡、日本の九州が3万6、7千㎡ですので、一言で、ぐるっと回ってくると言っても、一日で回り切るのはなかなか困難です。州都はシュトゥットガルトなんですが、南西はバーゼル(ドイツ領)から、北西はハイデルベルク、東はウルムまで、それはもうかなりの広さです。そこで、今回は、スイス側から入って、シュトゥットガルト経由で、シュトゥットガルト郊外のゲッピンゲン(Göppingen)という街まで行き、ウルム回りで、スイスに戻って来る計画を立てました。ゲッピンゲンには何があるかと言いますと、ここは、ドイツが誇る鉄道模型メーカー、メルクリン(Märklin)の本拠地でして、Märklineumという鉄道模型博物館があります。メルクリンは、日本で言ったら、KATOみたいなもので、世界的にも超有名なメーカーです。そんなメルクリンの博物館、聞いただけで、激アツじゃあないですか。このアツさを共有頂ける方は、きっと参考にしていただけるはずです。そう信じて、書いていきます。

この記事の対象者は、

Märklineumに行ってみようと思っているが、以下のことが気になっている方。

・Märklineumへの行き方

・駐車場はあるのか?(私は鉄道で行きましたが、ちゃんと駐車場の写真撮ってきました)

・中の様子はどんな感じなの?

・併設ショップはあるのか?

Märklineumについては、そんなところです。そのほか、鉄道模型には興味なくても、普通に、バーデン ヴュルテンベルク州の鉄道旅行を考えられている方は、もしかしたら、前半部のバーデン ヴュルテンベルクチケットのあたりは参考になるかもしれないです。

私の場合は、スイス・チューリッヒ発となります。チューリッヒから、ドイツのバーデン ヴュルテンベルク州に入るには、スイスのシャフハウゼン(Schaffhausen)が起点になると思います。もしかしたら、コンスタンツという手もありかもしれませんが、チューリッヒからの列車の本数を考えたら、シャフハウゼンが無難だと思います。まずは、シャフハウゼンまでのスイス鉄道(SBB)のチケットを買ってください。SBBは(というか、ヨーロッパ全般的に)早く買えば買るほど、チケットは安くなります。ということで、今回は、シャフハウゼン(Schaffhausen)を話を進めます。

今回、私はこんなルートを、鉄道で回りました。

上地図の、外の赤い点線が、バーデン ヴュルテンベルク州です。こんな感じで、まだまだ網羅し切れてはいないですが、それでも、バーデン ヴュルテンベルク州内の鉄道が乗り放題になる、バーデン ヴュルテンベルク チケットを使えば、だいぶお得に鉄道旅をすることができます。具体的には、25ユーロで、乗り放題になります。ただし、乗ることができる交通手段は、リージョナル列車およびバスに限られてしまいます。とはいえ、このチケットがあれば、バーデン ヴュルテンベルク州のどこにでも行けるということは、例えば、シュタイフミュージアムがあるGiengen(ギーンゲン。駅で言うとGiengen(Brenz)ですね)だって、頑張れば行けちゃいます。このチケットについて、もう少し説明していきますね。

まず、このような州の乗り放題チケットというのは、実はドイツの様々な州であって、例えばバイエルンチケットだったら27ユーロで乗り放題だったりします。ですので、別にバーデン ヴュルテンベルク州だけが特別なわけでもなんでもありません。ヨーロッパの旅人の方々は、皆さん、こういうのを使ったりして、ドイツ全土を旅していたりします。

https://www.bahn.com/en/offers/regional/regional-day-tickets

上は、ドイツバーンのページですが、こんな感じで、いろんな州がさまざまなチケットを提供しています。今回使ったのは、このうちのひとつ、Baden-Württemberg-Ticketということです。

大事なことは下のリンクに書いてあるのですが、bw tarifなんて言ったりもします(bwは、バーデン ヴュルテンベルクのことですね)。

https://www.bwtarif.info/baden-wuerttemberg-ticket/

特に大事なことは、おそらく、①「いつ(when)」、②「どのエリア(where)」、③「どの種類の列車に乗れる(what)」、④「どうやって買う/使う(How)」かなあと思います。5W1Hで言うと、WhoとWhyは割愛します。ということで、以下、すべて2023年4月時点の情報です。あ、それから、今回は、ドイツバーンカード(25%割引とか50%割引とかのやつです)は考慮しないでお話していきたいと思います。

①いつ(when):平日は、午前9時から翌日午前3時まで。土日祝日は、午前 0 時から翌日の午前 3 時まで。だそうです。日付指定で買うので、その指定日の、ということです。

②どのエリア(where):以下のサイトからダウンロードできますが、やっぱりこれもドイツ語なので、一応、ダウンロードしたものを貼ります。2023年4月時点であること、ご注意ください。黄色のラインは乗れます。

https://www.bwtarif.info/geltungsraeume/streckenuebersicht/

ここで、(スイスから来る人が)注目すべきは、下のあたり、スイス国境のシャフハウゼン(Schaffhausen)あたりです。このシャフハウゼンは、ただでさえ、国境が入り組んでいて、スイスを除外してしまうと、いろいろとややこしそうです。そういうことから、もうこのエリアも入れてしまえってことになってるんだと思います。これは、スイスから来る人にとってはありがたいです。SBBのアプリで、シャフハウゼン(Schaffhausen)までのチケットは簡単に買えますので。これがドイツ内の駅(たとえばSingenなど)になったりすると、SBBアプリから買えないんですよね。ということで、冒頭、「シャフハウゼン(Schaffhausen)までのチケットを買ってください」と言ったのは、こういうことからです。

このマップは、今でも少しずつ更新されているようで、「Baden-Württemberg-Ticketと bwTAG は現在、Lindau-Reutin.まで有効です。有効範囲の拡張は、bwtarif ルート マップにはまだ表示されていません。」という記事(公式)をみました。少しずつ広げているんだと思います。

③「どの種類の列車に乗れる(what)」

これについては、先ほどと同じところに書かれています。

https://www.bwtarif.info/baden-wuerttemberg-ticket/

Das bwTAG und das Baden-Württemberg-Ticket in all seinen Varianten gelten für beliebig viele Fahrten in allen Regional- und Nahverkehrszügen sowie S-Bahnen, Stadtbahnen und Bussen aller Verkehrsverbünde in ganz Baden-Württemberg im gesamten Geltungsbereich.

ここはちょっと訳し方(というか解釈の問題。すべての交通機関と捉えられるかどうか。)が難しいです。「すべての地方およびローカル列車、S バーン、シュタットバーン、およびすべての交通機関のバスを何度でも利用できる」とあります。ここで問題となってくるのが、ICやICEといった長距離都市間特急の取り扱いです。私は、これについては「乗れない」と思います。その証拠に、下がドイツバーンのアプリで、SchaffhausenからGöppingenへのチケットを料金を調べた結果です。上の2つはbwtarifと表示されているのおわかりでしょうか。一方、下のほうはbwtarifではありません。この違いは何かと言いますと、IC(インターシティ)を利用しているかどうかです。

このことからICを使った場合は、bwtarifが適用されないことがわかります。ICEはさらにその上の特急扱いですから、もっとダメでしょう。一方で、IREは、Interregio-Expressのことで、リージョナルエクスプレスの一環という扱いのようです。つまり、乗れます。おそらく、線引きはここじゃないかと思っています。

もちろん、普通のリージョナルの列車(リージョナルエクスプレス(RE)もOK)、Sバーン、トラム、バスは乗れると思っていて大丈夫です。

まずは、このことを頭に入れたうえで、じゃあ実際に乗るときはどうやって調べればいいか?については、一応、私が行った方法を、次の④で説明致します。

④「どうやって買う/使う(How)」

どうやって買うか、どうやって使う(=つまり乗れる列車の調べ方)については、正直、答えは一つではなくて、いろいろな方法があるんだと思います。が、ここでは、私が経験にに基づいて、実際に行った方法をお伝えできればと思います。

まずそのためには、スマホにドイツバーンのアプリをインストールする必要があります。こんなアイコンのアプリです。

まずは買い方からお話致します。通常の使い方(=乗る列車を調べる)、そして、通常のチケットの買い方は、「Trip planner」から入るんですが、今回はメニューから「Regional Offers」に入ります。この中に入っていくと、先ほどお話した、他の州のいろいろなチケットを買うことができます。この中から、Baden-Württemberg-Ticketを選んで、購入に進む、というだけです。日付は指定する必要があります。もちろん、ドイツバーンのWEBページからも買えるはずです。

続いて、使い方です。単純に「使い方」という意味では、検札時に印刷したチケットまたはスマホアプリのチケットを見せてください。で終わりなんですが、実際のところ、もう少し広い意味での「使い方」をご説明させて頂ければと思います。

このBaden-Württemberg-Ticketで乗れる列車、乗れない列車があることは先ほどお伝えさせて頂きました。それを見分ける作業も、このアプリを使って行うのが便利だと思います。まず、「Trip planner」で、検索オプションを使います。具体的には、下画面で赤く囲ったところをタップします。

次の画面で、Means of transportをタップします。ちなみに、この画面で(ミニマムの)乗り換え時間も変更できます。前にも言ったことありましたが、ドイツバーンの乗り換えは15分から20分はほしいところです。すいません、脱線してしまいました。話を戻します。

ここで、Allから、Regional transport onlyとしてください。これで、リージョナル列車しか表示されなくなります。Doneを押します。

一つ前の画面に戻って、右上の「Confirm」を押します。この状態にしたうえで、先程と同じ検索を行うと、ICなどの長距離特急の候補がなくなります。なるほどザワールド風に言うと、「はい、消えた」ですね。ということで、次のように、すべてbwtarifが適用される列車になりました。

もちろん、Baden-Württembergだけでなく、他の州の乗り放題チケットを使う場合でも、こうやってリージョナル列車のみを調べることができます。

もう少しだけ、このBaden-Württemberg-Ticketについてお話をさせて頂きますと、上の列車一覧、よーく見ますと、RE/ICなんてのもあります。ICは乗れないはずじゃないか、ということなんですが、このSingen⇔Stuttgart間は、ICなのにRE(リージョナルエクスプレス)扱いの列車が走っています。というか、ほとんどそのパターンです。列車自体は同じものです。時刻表でいうと、こういうやつ(下写真)ですね。ちなみに、2つ上の10:32の普通のICには乗れません。そもそもSingen⇔Stuttgart間は、駅数も少なく、もともとREでも止まる駅が少ないです。そもそも、REとICの違いはほとんどありませんので、こういうことになってるんだと思います。

もう少しだけ余談を致しますと、Singen⇔Stuttgart間はリージョナルとICでは、そんなに停車駅数が変わらないので、リージョナルで行ってもさほど気になりませんが、バーゼルからカールスルーエ方面に上がって行く場合は、明らかにIC(ICE)が早いので(止まる駅数い差がありすぎる)、Baden-Württemberg-Ticketは使いにくいな、と個人的には思っています。やっぱり、SingenからStuttgartに上がって行って(ここでほぼICの動きをして)、そこから西、北、東のいずれかに展開していくのが、スイスから入るBaden-Württemberg-Ticketの効果的な使い方かなあと、私は勝手に思っています。

いよいよ本題に入ります(前置きが長すぎますかね)。私は、シャフハウゼン(Schaffhausen)からジンゲン(Singen)へローカル列車に乗り、ジンゲン(Singen)からはRE(リージョナルエクスプレス)に乗り継いでシュトゥットガルトを目指します。シュトゥットガルトから先もRE(リージョナルエクスプレス)にはお世話になりますが、REは、特にこのエリアにおいては、結構早いです。止まる駅数が少ないんでしょうね。リージョナルだからって、そんなに不便さは感じません。ゲッピンゲン(Göppingen)には、REで、シュトゥットガルトから30分くらいで到着しました。たぶん4駅くらいだったと思います。この写真がゲッピンゲン(Göppingen)駅ですね。

駅前広場には、このような機関車(ロコモティブ)が。これは、メルクリンとは関係なさそうに思えますが、それでもテンションは上がります。この機関車の向こう側へ進んでいきます。駅から出て、左手に向かうということです。

ゲッピンゲン駅からは、このようなルートで歩いて行けばいいと思います。最初は、オレンジ色の幹線道路出たりして、歩いてみましたが、結局この青点線のグーグルのおすすめルートが一番わかりやすいです。

上マップの青い点線を歩いていくと、幹線道路に出たところで、Märklineumが現れます。この写真は、Märklineumの東側の道路から撮った写真です。写真左が幹線道路となります。駐車場は、この写真撮影している場所から、少しだけ右へいったところに、入口があります。幹線道路からも入れるようになっていますが、その場合は、中央分離帯があるので、反対車線からは入れません。一旦、横道に入ってしまったほうが無難だと思います。

これが、駐車場の入口です。

中に入ると、結構広い駐車場になっていました。右奥のほうには、SLが展示されています。

この駐車場側からも、先ほどの正面入り口からも、建物の中に入ることができます。中に入ると、ショップがあります。正確に言うと、ショップに入って行く形です。かなり広いショップになっていて、ショップの中から、ミュージアムに入っていく形となります。したがって、ショップで買い物だけする、というのも有りです。なので、先ほどの広い駐車場は、ショップだけに来た人も停めます。

集中レジ形式のようです。買い物は、ミュージアムを見た後にすることにして、まずはミュージアムを目指します。

このショップの一角に、Märklineumのチケット売り場がありました。大人1人10ユーロです。

ショップの奥のほうに、ミュージアムへの入口があります。

ミュージアムに入り、普通に順路に従って行くと、まずはメルクリンという会社の歴史を学ぶことができるようになっています。鉄道模型を作り出す前の、おもちゃの模型だったり、きっとメルクリン社にとっては重要な歴史の1ページなんでしょう。私も一応、写真は撮ったりはしましたが、あまり写真映えするものでもないので、今回は、そのエリアは飛ばします。

とはいえ、このミュージアム、結構人が入っています。特に小さいお子さん連れの家族が多いです。スイスのメンドリシオでもGALLERIA BAUMGARTNERという鉄道模型博物館に行きましたが、そのときはガラガラでした。が、今日はちょっと状況違います。小さいお子さんがこんなにたくさん連れて来られているとは、さすがはモノづくり大国ドイツです。

メルクリン史が学べるエリアから、上の階に上がると、鉄道模型コーナーです。ここには、たくさんのメルクリン社の鉄道模型が展示されています。

展示の中心となるのは、HOゲージ。そして、車両の種類は、多種多様です。SLもあれば、近郊型車両まであります。でも、やっぱりここはドイツ。ドイツ車両が一番多いですね。まずは、ICE。見た目はカッコいいんですけど、よく遅れるやつですね。

かと思えば、こんなリージョナル列車もありました。ここに来るときはこんな感じの客車に乗りました(機関車は違いますけど)。

Locomotive(機関車・ロコモティブ)も、基本的にはドイツ車両が中心の陳列となっております。

私はスイスにいるためか、どうしてもスイスのロコモを見慣れていて、なんとなく愛着を感じます。と思ってたら、出ました、スイスのロコモティブ、420形です。通称4/4ってやつですね。やっぱり落ち着きます。

6/6もありました。これは緑の6/6です。詳細は、スイスのGALLERIA BAUMGARTNERに行った記事にも書きましたが、この4/4と6/6.連結させて10/10にすることもあるようですが、ここでは10/10の展示はありません。残念です。

フランスからはTGV POSですね。こんな感じで、スイスのGALLERIA BAUMGARTNERよりは、国のバラエティに富んでる気はします。国のバラエティには富んではいるけど、メーカーは統一、メルクリン社製の模型を置いているということのようです。

国のバラエティさは、海を越えてカナダまで。これは、カナダのオンタリオ・ノースランド鉄道で走っていたノースランダーです。先頭車両が装甲車のようで、なかなかカッコいいと思います。

これはオランダのようです。色こそオランダ鉄道独特の配色となっていますが、形だけで言うと、日本の旧国鉄時代で走っていた特急車両によく似ていませんか?

とまあ、こんな感じで、ずって見ていても飽きないと思いますが、他の階にも移動してみます。地下に下りていくと、巨大なジオラマがあります。このジオラマ、朝昼晩と時が流れていく仕掛けとなっています。下写真は、ちょうど朝方の頃です。

またここでも、撮影大会しなくてはなりません。撮影には、陽の差し方も超重要です。下写真は、昼間の一番明るい時間を待って撮影しました。ていうか、このジオラマ、リアルさを追求するあまり、架線が多すぎて、撮影にはちょっと邪魔です。(架線が一番多い)駅から、ちょっとずらして撮影しました。

奥のほうに、鉄橋を通過する列車、そして、右手前に教会を入れてみました。スイスにありそうな光景です。そして、やっぱり昼間を狙いました。

私、こういったさりげなく山間を走り抜ける鉄道の姿も好きです。が、背景を失敗しました。鉄道も動いていますし、結構難しいんです。

夜景も撮ってみました。これは、左のほうの明かりが駅ですね。山の中の夜って、暗くて不安になりがちですよね。そこに来て、この駅の明かりが見えたら、なんてホッとすることでしょう。そういった気持ちを表現したかったのと、さらには、それほどまで人を安心させることができる、電気の明かりが持つパワーを表現した作品としてみました。それにしても、こんな自然の中にも電気を通すなんて、人類の力ってすごいですね。といっても、これは模型ですけど。

ミュージアムはこれにて終了。ここでも、やっぱりかなり長居してしまいました。次はショップです。まず、広さ、品揃えともに、スイスで行ったGALLERIA BAUMGARTNERとは比べ物になりません。そして、ここのショップは、ある特徴があります。

それは、ジオラマ製作用のパーツがやたら多いです。おそらくショップの半分くらいを占めています。下写真のような家だったり、お店だったり。そして、ここはヨーロッパですから、ヨーロッパテイストの建物・構築物系が多いです。これは、もし、ヨーロッパ風のジオラマを作りたい方にとっては、天国だと思います。

建物以外の、ちょっとした小物も充実しています。とにかく品揃えが多いです。見ているだけで、作ってみたくなりますね。

もちろん、こういった植物系もあります。そのほか、橋とかトンネルとか、とにかくジオラマパーツがたくさんあります。

そして、当然、鉄道模型もあります。相変わらず、ロコモは高いですね。200ユーロ台後半から、300ユーロ台、400ユーロ台なんてものまであります。買うなら、本当に欲しいものに絞らないと、ちょっと気軽には決めれない値段ですよね。

これは、スイスコーナーです。私が好きな4/4ありましたが、貨物バージョンです。375ユーロもします。本当は、(貨物ではなく)客車を引かせたいので、妥協はできません。右側のBLSというベルンの交通会社の車両もなかなかアツいです。

スターターキットとして、ICE3両付きなんてのもありました。これは、399ユーロ。スターターキットなので、線路も操作マシンもついての価格です。正直、最後の最後まで購入を検討しました。ただ、持ち運ぶにはでかすぎました。もし、今日車で来ていれば、あるいは買ったかもしれません。

同じようなスターターセットなのに、なぜか、スイス620形のロコモの貨物セットは、579ユーロ。これはさすがに手が出せません。めちゃくちゃ欲しいですけどね。

鉄道模型に関しては、ロコモ(機関車)ではなく、動力がついていないWagon(客車)であれば、手頃な価格で買い求めることができます。陳列の仕方も、ショーケースには入っておらず、適当です。

それから、Tシャツとかのメルクリングッズも売っていました。このTシャツ、日本で着ていて、見る人が見たら、おっ、となるのかもしれないですね。けど、私は買いませんでした。

で、結局、今回買ったのは、こちら。ここに来る前、そして、この後ウルム経由フリードリヒ スハーフェン行きのRE(リージョナルエクスプレス)に乗りましたが、ちょうどその車両と同じやつです。記念として、飾っておきます。

これがゲッピンゲンから乗車した実際のREです。うん、同じで満足です。

ということで、帰りはそのREに乗って、フリードリヒ スハーフェンで、ジンゲンまでローカル列車に乗り(ジンゲンまでの間に確か1回乗り換えたような)、シャフハウゼンに戻りました。

かなりこのBaden-Württemberg-Ticketを有効活用できたと思います。たまには、こんな鉄道三昧の日があってもいいかなと思えた一日でした。けど、別に、私は鉄道マニアではありませんよ。

きっとマニアの方にとっては、全然不十分な内容だと思います。あくまで素人目線ですので。今日もアベレージの方々の少しでもお役に立てたら幸いです。それではまた。

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