「リラの咲くころバルセロナへ」行ってきました。

突然ですが、「リラの咲くころバルセロナへ」っていうタイトルの曲、皆さん、ご存知ですか?光GENJIの17枚目のシングルで、とても爽やかなナンバーで、イントロは「君は、なーつのー、マータドール、ひかーる風をあびなーがらー」で始まるあの歌ですね。バルセロナオリンピックの応援ソングにもなりました。ところで、このリラとは、ライラックのことだそうです。ライラックは、春から初夏にかけて咲く花だそうで、オリンピックの季節とはちょっと違うんじゃないかなと思って調べたところ、ライラックの花言葉が関係しているそうです。ライラックの花言葉は「青春」で、リラの咲く頃とは、青春真っ盛りのとき、つまり、我々平均的な人間は、「リラの咲く頃」と聞いたら、「一年のうち、花が咲くシーズン」を思い描きがちですが、おそらくそれは違くて、「人の一生のうち、青春時代」というように長いスパンで考えなくてはいけないんですね。なかなか深いですねー。しかも、ライラックは寒冷な地域で育つ花、スペインなんかでは咲かねーよ、と思っている(私を含めて)方々、そういう意味ではないんです。これは私も大いに反省すべきですね。

ということで、私にとってのリラの咲く頃(=青春時代)は、とうの昔に終わってしまいましたので、今回は単純解釈とさせて頂き、春にバルセロナに行ってきました。というお話です。2023年3月に行ってきました。

この記事の対象者は

バルセロナに行ってみようと思っているが、下記のことが気になっている方。

・空港から市内への行き方は?切符の買い方は?

・グエル公園の様子は?撮影スポットはどこ?

・サグラダファミリアの塔は登るべきか否か?

・おすすめのパエリアレストランは?

・コルドベス(CORDOBES)というタブラオの様子は?

等々です。これ以外にも、いろいろ書きました。もしバルセロナにご興味があれば、是非参考にしてください。

まずは行程からお話させて頂きます。今回は、飛行機で行きました。チューリッヒを早朝のフライトで、バルセロナに向かい、1日目はそのままバルセロナ観光(バルセロナ泊)。2日目は、午前バルセロナ観光し、午後から鉄道でモンセラートへ(モンセラート泊)。3日目バルセロナに戻ってきて夜のフライトでチューリッヒへ。という2泊3日です。

今回は、記事を単純に時系列で分け、まずは1日目編を書いていきたいと思います。

チューリッヒからは朝7:10のフライトに乗りました。そうすると、だいたい9時頃にはバルセロナに到着できますので、そこから市内への移動を考えても10時~11時には観光スタートできます。一日目を有効に使えますよね。そうなんです、めちゃくちゃ有効に使いました。というか、動きまわりました。こんな感じで動き回ったというのを書いていきますね。

空港から市内へは、地下鉄で移動しました。アライバルを抜けて、そのままひとすら真っすぐいきますと、地下に下りるところに出ます。まあ、ここは、下写真にあるMETROマークに従っていくだけです。

下りていくと、切符の自販販売機が見つかるはずですので、ここで切符を購入です。有人ブースもあり、そこには、見るからに観光客の方々がたくさん並んでいました。たぶんバルセロナカードとかを買うんだと思います。バルセロナカードとは、いろいろな施設の割引特典などが受けられるものと推測致しますが、今回私は、美術館に行くわけでもないですし、これにしてしまうと、やや過剰かなと思いましたので、普通のHola Barcelona Travel Card 3日券にしました。要するに、公共交通機関乗り放題チケット3日分、ということですね。これなら、有人ブースに並ばなくても、自動販売機で買えます。

下にあるイギリス国旗で英語に切り替えられます。いきなり、初期画面から上画面のように、Hola Barcelona Travel Card の2日、3日、4日、5日が買える状態です(画面左側4つ)。つまり、目的のHola Barcelona Travel Card 3日券の券種決定まで、(言語切り替え除いて)ワンクリックという親切設計です。ユニバーサルデザインってやつですか。

そして、Hola Barcelona Travel Cardは、Zone1でのみ有効ですが、通常の観光であれば、それで問題ありません。そして空港も含まれると書いてあります。つまり、今ここ空港で買って、すぐに使えます。それから、2日券や3日券といった〇日と言ってしまっていますが、最初に使った時刻から、48時間だったり72時間だったり有効であるという仕組みのようです。

購入しました。クレジットカードも使えました。これが、チケットです。ということで、私は2泊3日の予定で、3日目の出発は(朝ではなく)夜の予定なので、3日券(72時間)です。23.8ユーロでした。これがもし、昼到着して2泊3日、3日目がお昼のフライトだったら、2日券でいいということですね。このあたりは皆様、ご自身にプランにあった券種を購入してください。

さて、私はというと、まずは、グエル公園に向かいます。一応、11時半に予約してありましたので。実際のところ、11時には着いてしまいましたが、入場はできました。

公式WEBサイト(https://parkguell.barcelona/en)からGeneral Admissionのチケットです。10ユーロでした。

それにしても、ここに至るまで、ものすごく感じたことですが、とにかく若い人が多いですね、この街は。外人さん達観光客も若い人が多いこと、多いこと。グエル公園なんて、若い外国人観光客だらけです。行ってみて思ったのですが、確かにこの街はインスタ映えの宝庫ですね。ガウディ作品のあるところでは、至るところで、皆さんポーズ決めて、写真撮影に励んでいます。韓国人の方は当然として、白人の旅行者の方々(特に若い女性)も、映え写真を撮ることに賭けている感じです。まあ、確かにガウディ作品は、写真映えしそうですしね。そう考えると、ガウディという人は、100年前から、今のインスタ時代が来るということを読んでいたのでしょうか。そのおかげで今のバルセロナが、観光で潤っているわけですからね。そう考えると、ガウディの先見の明、恐るべしです。

てなことを考えながら、私も写真撮影に励みます。まずは、グエル公園の正面から入ったところです。見てください、この人の多さ。こんな状況でも、ポーズを決めてインスタ撮ろうとしている人は一定数いるわけで。歩くのも大変なレベルです。これ、3月ですよ。ヨーロッパ的にはまだオフシーズンのはずです。夏場が恐ろしいです。

景色が良さそうなところにやってきました。これは上写真でいうところの一番の部分です(たくさんの人が写っているところ)。実際に来てみると、下写真のように、すごい人です。

ここから見える景色はこんな感じです。よく見ると、実はサグラダファミリアが写っていますが、iPhone撮影だと、めちゃくちゃ小さくなってしまいますね。肉眼ではもっとはっきり見えて、要するに、サグラダファミリアも一緒に収めることができる撮影場所が人気のようです。この点においても、やっぱりガウディさまさまです。

この眼下に見える建物、ちょうど入口の左右にあたるわけなですが、右側がお土産屋さん、左がちょっとしたミュージアムのようになっていました。

例えば、右側の塔がある建物の内部はこんな感じのお土産屋さんです。

この塔は、更に登っていくことができまして、上の階に、やっぱりありました、建物のミニチュア(下写真)。これは、ちょうど、入口を挟んでもう一つの建物のミニチュアですね。他のところではあまり見かけなかったので、買いそびれのないよう、一応載せておきます。

そして、もう一つの建物、ちょうど上写真のミニチュアの建物になりますが、ここに入ると、窓越しに先ほどの混み合っていた階段のところを眺めることができます。

この他にも公園のなかをくまなく歩き回りました。遺跡風のものがあったり、それはそれで楽しめましたが、やっぱり写真映えという点では、結局、この入り口あたり(上からの景色含む)が一番良さそうだなとは思いました。とはいえ、私は結局、園内に2時間くらいは居続けてしまいましたが。

続いて、サグラダファミリアに向かいます。あ、お昼ご飯は、歩いている途中で、適当なお店に入って、スペインオムレツのサンドウィッチを食べました。

やって来ました。サグラダファミリア。まずは位置関係からのおさらいです。と言っても、私が言いたいのは、太陽の位置関係です。私は、結局午前中を先ほどのグエル公園で過ごしたため、ここにやってきたのは、午後3時です。ですので、下マップでいうところの、池がある公園からは逆光です。池側からは朝(または夜景)がベスト。逆にPlaça de la Sagrada Famíliaと書いてある公園からは、午後(または夜景)がベストということになります。ちなみに、公園以外の両サイドはどうなの?ということですが、まずすぐ横の側道は、サグラダファミリアが大きすぎて、うまく撮れません。そして、側道には建物が並んでいて、下がることができず、全体を収めることは難しいです。一方で、斜めから角度を付けるというのはありだと思います。下地図のちょうどサグラダファミリアの上に真っすぐ伸びている緑の二本線、この道を下がって撮るのもありですし、その逆のスタバ(地図で縮尺上、出てきていないですが、Plaça de la Sagrada Famíliaの横にスタバがあります)のあたりからも、道路を挟みますので、手前に2階建て観光バスを入れちゃったりしても、いい構図になると思います。

まずは、Plaça de la Sagrada Famíliaからの撮影です。午後ですの、光がちょうどいいです。ちなみに、こっちサイドは、サグラダファミリアの内部見学者の出口の一部になっているようです。一部というのは、出口はここから出てもいいですし、反対側からも出てもいいということです。入口は、逆サイドです、つまり池側です。チケット売り場も池側です。

そして、池側にやってきました。太陽の位置が逆光になりますので、サグラダファミリア自身で太陽を隠すようにして撮ってみました。これについては、全然満足いくものではありませんが、この写真を載せた訳としては、入口の位置をご紹介したかったからです。ちょうど、この写真の下あたりが入口になります。それにしても、この入口近辺は、すごい人の多さです。

ひとまず、ホテルにチェックインできる時間になったので、ホテルを目指します。今回宿泊するホテルは、実は先ほどの地図に載っています。「エア ホテル ロセリョン Sercotel Rosselló」と書いてあるところです。いま改めてホテルのコンファメーションメール見てみたら、「Sercotel Rosellon」とも書いてあります。実は、サグラダファミリアからは(北西へ)2ブロックほどしか離れていないところです。

部屋の中は大変綺麗なホテルです。が、良かったのは、それだけではないんです。

なんと、部屋の窓から、こんな景色が広がります。やっぱりサグラダファミリア大きいですよね。頭一つどころか、かなり抜けています。もう突き抜けちゃっています。ですので、2ブロック離れていても大丈夫です。

今回のお部屋は、エクスペディアから予約したのですが、Viewという表示がついている部屋を予約しました。City Viewではないですよ。ただのViewです。City Viewだと、サグラダファミリアが見れない部屋だと思います。心配な方は、必ず確認してください。ちなみに、私は、3月というオフシーズンだったためか、Deluxe Double Room Single Useの朝食付きで169ユーロでした。それでもかなり高いですよね。が、夏場はおそらくもっと高いはずです。恐ろしいことになりそうです。やっぱりリラの咲く頃(ここでは「春」という意味で使ってます)で十分なんじゃないでしょうか、バルセロナは。

このホテル、部屋もすごいんですが、実は、屋上のルーフトップバーが相当えげつないです。屋上に上がってみると、そこからサグラダファミリアが素晴らしく良く見えるんです。

ちなみに、このルーフトップバー、人気らしく、私がフロントでチェックインしている最中でも、数組が夜の予約をしにきていました。フロントの対応としては、QRコードを見せつつ、オンラインで予約してくれとその度に言っていましたので、たぶんオンライン予約ページがあるんだと思います。

さらにえげつないのが、夜ですね。こんなロマンチックな夜景を望めます。これは、バルセロナオリンピックの金メダリスト岩崎恭子さん風に言うと、”今まで生きてきたなかで一番”きれいなルーフトップバーですね。この「今まで生きてきたなかで~」フレーズ、ちょっと古すぎて、皆さん、知らないですかね。岩崎恭子さんは、当時中学生だったため、「中学生で、今まで生きてきたなかで」って(笑)、と世間は少しざわついたものです。とまあ、無理やりバルセロナオリンピックと絡めてみました。

さて、ホテルに荷物も置き、身軽になったところで、サグラダファミリアの内部に入ってみます。この身軽になるということは実は重要で、入口で、荷物のセキュリティチェックがあります。ちょうど、下写真のエントランスを入った先でチェックを受けます。

私は、4時15分からの Nativity facade(生誕のファサード)の塔へ上れるチケットを予約済みでした。ちなみに、2023年3月現在、Passion facade(受難のファサード)とNativity facade(生誕のファサード)の2つの塔が登れるようになっています。私の拙い英語力では、Passionというのは情熱だと思っていて、情熱の塔だと思っていましたが、どうやら受難という意味もあるそうです。全然意味が変わってくるような気もしますが、我々アベレージ的には、細かいことは気にしてはいけません。

どちらに登るかは、チケット予約時に指定します。日時指定のチケットです。私は下記の公式サイトから予約しました。

https://tickets.sagradafamilia.org/en/

ここから、Sagrada Família with Towersに入っていってください。2023年3月時点で36ユーロです。どちらの塔も同じです。どちらの塔に登るか、迷われるところだと思います。この点を調査してこなくては、と思い、私は1日目の夕方はNativity facade(生誕のファサード)、2日目の朝にPassion facade(受難のファサード)を予約しました。散財してしまった感がありますが、これも取材のためと思って諦めて、このときは2種類を購入しました。ところがですよ、2日目の朝、風が強くて、塔はクローズしていました。ですので、Passion facade(受難のファサード)は登れていません。まさに受難ですね。そして、購入したクレジットカードに自動で返金されました。ただし、10ユーロのみの返金でした。これはどういうことかというと、この塔に登るチケットは、教会内部の入場料26ユーロも含まれています。つまり、教会内部に入るだけは26ユーロで、差額が10ユーロということです。これ(教会内部に入るだけ)が、このサイトにある単に「Sagrada Familia:26ユーロ」と書かれたやつです。教会の中だけで十分という方は、こちらを選んでください。私の場合、そんな感じで、ラッキーというべきかアンラッキーというべきか、わかりませんが、1個はクローズで入れませんでしたので、どちらがいいのかは結局わからずじまいです。申し訳ありません。が、私なりの結論は出たつもりです。結論は、無理して塔は登る必要がないと思いました。もちろん、話のネタとして登ってもいいですが(はっきり言ってどちらの塔でもいいかと。ひとつ登ってみただけですが、もうひとつもだいたい想像はつきました)、強風クローズのときは、まあいっか、くらいのもんで、まったく落ち込む必要はないと思います。今から、説明していきますね。

まず、どちらかの塔に登るにしろ、教会内部だけのチケットにしろ、オーディオガイドをダウンロードして(これは任意です)、教会内部に入ります。この教会内部は、素晴らしいです。26ユーロは高いかもしれませんが、見る価値はあります。こんな教会、見たことありません。岩崎恭子さん風に言うと、「今まで生きてきたなかで一番きれいな教会です」といったところです。まるで森の中にいるかのようです。椅子に座って、ずっと見ていられます。

周りのステンドグラスも素晴らしいです。東側のステンドグラスは、青緑系。これも美しいのですが、西側のオレンジ系のステンドグラスも更に美しいです。

それは、私が入った時間帯が夕方だったというのがあるんだと思います。西側のオレンジ色のステンドグラスは、西日を受けて綺麗に見れるように設計されているようで、なんて言ったらいいのか、こんな私が言うと気持ち悪いかもしれませんが、うっとりするような美しさです。

ここまでで十分お腹は一杯です。そして、Nativity facade(生誕のファサード)の塔に登る列に並びます。祭壇に向かって、右側(つまり入ってきた方)がNativity facade(生誕のファサード)の入口、左側がPassion facade(受難のファサード)の入口になります。私の場合は、Nativity facade(生誕のファサード)ですので、右側です。だいたい予約時刻くらいに並びます。ですので、話が前後してしまいますが、塔の予約時刻より早めに、教会自体には入っておく必要があります。

列の先にはエレベーターがあります。このエレベーターが小さいためか、全然来ない。かなり待たされます。私は一人なので、最後のほうは、他の人たちに入れてもらう形で、列をスキップできました。

どうやら、このようになっているらしいです。エレベーターで途中まで登り、ちょうど図の真ん中あたりにあるカメラマークの付近でエレベーターを降ります。そして、カメラマークのところ(ここは見晴らしスポットという意味です)で、少しだけ渡り廊下に出て、その後、少しだけ階段で登って、あとは、下りてくるだけという一連の流れです。

先ほど申し上げた、渡り廊下で上を見上げたところです。こうやって塔自身を目の前で見ることはできます。

そして、これがその渡り廊下、つまりサグラダファミリア側が言うところの見晴らしスポット(カメラマーク)からの景色です。見晴らしはいいと言えばいいのでしょうが、いまいち、高い、というだけで面白い景色ではありません。言ってみれば、ただの大きな街です。やっぱりサグラダファミリアは外から見たほうがいいな、と思わせる景色です。逆にサグラダファミリアのような面白い建物が見えるわけでもありません。ふーん、バルセロナって大きい街なんだね、くらいの感想しかありません。

渡り廊下を後にし、となりの塔へ移動、そこから下りながらの景色です。まあ同じような景色を見ようとすれば見れますが、結構難しいです。どういうことかというと、外から見るとわかると思いますが、この塔についている窓って、このように屋根のようなものがやや下向きに突起していて、それが眺望を妨げます。要するに、景色がしっかり見えるような窓なんてないんです。下写真だって、頑張って撮ったレベルです。

この塔は、完全に景色を見るための塔ではないですね。こうやって、すぐ横の彫刻物なんかを見ることだけに優れている塔なんです。

ということで、私としては、あまり面白さは感じませんでした。1階の教会だけで私は十分です。エレベーター待ちでだいぶ時間を費やしてしまいました。おそらく、もうひとつの塔(Passion facade(受難のファサード))も同じようなもんなんだと思います。これが私の感想です。

下りてきても、もちろん、1階の教会内部を見続けることはできます。そして、建物の出口は、入ってきたほうと逆側へ行くのですが、建物を出て、そのまま敷地自体を出てしまうこともできますが、一方で、建物出て左のほうへ回り込んで、ミュージアム/お土産ショップへ向かうことも可能です。

お土産ショップはこんな感じです。ここでしか売っていないものもありそうでしたので、是非チェックしてみてください。

次に向かったのは、地下鉄を乗り継いで、「7 Portes(セッテポルテス)」というレストランに行きました。もともとバルセロナに来たからには、パエリアと食べようと思っていて、検索していたところ、このお店がヒットしたからです。調べてみると、どうやらかなりの老舗のようで、王族なども来店したこともあるような歴史あるレストランのようで、これは期待が高まります。一応、お店のホームページから予約してから行きました。今は本当に便利な世の中ですね。

https://7portes.com/en/

店内の雰囲気もいい感じです。

調子に乗って、アペタイザー(前菜)として、オイスターを注文してみました。やっぱり海のそばに来たら、シーフードを食べたくなります。基本、スイスからやって来た私は、所詮山の民ですから。

なんか、よくわかりませんが、オイスターを注文しただけなのに、シャンパンのグラス1杯がついてきました。付け合わせということでしょうか。海の民のルールはよくわかりません。私、そんなに飲まない人間なので、困ってしまいましたが、手をつけないわけにもいかなので、とりあえず飲み干します。

実は、この少し前に、隣のテーブルに白人カップルが座ってきました。いつものように、とりあえずは、ハローとか言って挨拶だけしたんですが、そしたら、自分たちはハネムーンだとか言ってきたり、あなたはどこから来たの?とか、やたら話しかけてきます。婚約指輪を見せてくれたので、そのダイヤモンドの大きさから、明らかに裕福そうなのはわかったのですが、シャンパンのボトルを注文して、自分たちはちょこっとだけ飲んで、(私のシャンパングラスが空いてるのを見て)「私達、もう行かなきゃいけないから、このボトルあげるわ」とか言い出してきます。いやいや、私もそんなに飲みたいわけではないんですけど・・。けど、まあご厚意に甘えて、更に飲む羽目になってしまいました。

ということで、メインのパエリアが来たときには、かなり酔っぱらってきました。まさに「リラの咲くころバルセロナへ」ではなく「パエリアの来るころ、ベロンベロンに」状態です。ちょっと苦しいですね。すいません。

おかげで、下写真、イマイチだと思いませんか。このレストランでは、パエリアを持ってきてくれたときに、店員さんが、その場で取り分けてくれます。そして、この写真は取り分けられてしまった後の写真なんです。本来、シラフであれば、写真撮影のために、店員さんの取り分けにストップをかけたところですが、酔っぱらっていたためか、時すでに遅し。写真を撮るときには、この状態になってしまいました。ですので、皆さん、もし、7 Portesでパエリア注文して、写真撮ろうという方は、この点、十分ご注意ください。

でもですね。味は、めちゃくちゃ美味しかったですよ。美味しすぎます・・。これは、間違いなく「今まで生きてきたなかで、一番おいしいパエリアです」(岩崎恭子さん風)

ちなみに、私が注文したパエリアは、このメニューの一番左上のTraditionalなんとかというやつです。このお店では、パエリアを1人前から提供してくれます。

ということで、大変満足な夕食となりました。この日はまだ3月だというのに、気温は20度くらいあり、夜でも夜風が気持ちいいレベルです。やっぱりバルセロナの気候は最高ですよね。超気持ちいいです。あ、ごめんなさい、これはアテネオリンピックの北島選手でした。オリンピック違いですね。

そんな感じで、ほろ酔い加減ではありますが、だいぶ暗くなってきましたので、夜景撮影に向かいます。正直、この日は朝も早かったし、お酒も入ってしまったのですが、それでも、取材しなくてはならないミッションがまだまだ私を突き動かします。まだホテルには戻りませんよ。

夜景撮影の狙いは、カサ・バトリョと、カサ・ミラです。ともにガウディの作った建築物で、世界遺産です。実は、この2つの建築物、私は翌日以降の昼間にこれまたインターネットから予約済みです。が、これらは夜はライトアップもされていることから、まずはこの初日の夜に夜景撮影だけは済ませておこうという作戦です。内部については、後日、ゆっくり見ることにします。ということで、それぞれの予約方法については、後日、中に入るときに、また書きます。

まずは、やってきました。カサ・バトリョ。変わった形をしていますが、これはインスタ映えはしそうな雰囲気です。と思ったら、案の定、まだまだ若者たちが周りにたくさんいます。

続いて、カサ・ミラ。ガウディの作品は、直線を使わないんですよね。波打っているような建物です。面白いですね。先ほどのカサ・バトリョもそうなんですが、後日、中に入るのが非常に楽しみです。が、今日は外観だけ。次の目的地へ急ぎます。

次にやってきたところは、コルドベスというところ。この時点で、夜10時。そろそろ体力も限界に近づいています。さて、このコルドベス(CORDOBES)、何をしに来たかと言いますと。。

中の様子見たら、わかりますか?下写真が中の様子です。正解は、、。

正解は、フラメンコを見に来たのでした。このコルドベス(CORDOBES)は、一応、バルセロナでは有名なタブラオみたいです。まあ、フラメンコの本場は、セビリアやマドリードなんでしょうけど、せっかくスペインに来たので、フラメンコを見ておこうと思いました。あ、ここのコルドベス(CORDOBES)は、基本的には撮影NGです。で、ショーの最後の5~10分くらいだけ、撮影OKと言われます。この写真は、そのとき撮影したものです。

ダンサーまでの距離が近くて、迫力がありますね。疲れていましたが、くぎ付けになりました。が、私はもともとフラメンコに詳しくありません。タップダンスが近いのでしょうか。すいません、その程度の知識です。アベレージ的には、タップダンスの要素に、ポール牧さんの指パッチン、それから、男性の方は自分自身の体を叩いたりしていたので島木譲二さんのパチパチパンチの要素が若干入っている印象です(馬鹿にしてるわけでは全然ありません)。けど、迫力あって面白かったですよ。

ショーは夜10時に始まり、11時10分に終わりました。正味1時間10分のショーということですね。予約は、お店の公式HPから予約しました。

https://tablaocordobes.es/ja

夕食付きもあるようでしたが、私は、先ほどの通り、他でパエリアを食べたかったので、ここではドリンク&ショーを予約しました。47ユーロです。予約後、予約確認メールが来ましたが、チケットの類(例えばQRコードがついてるようなPDFなど)は来ませんでした。が、入口で名前を言ったら、特に問題なく通れました。ショーと言っても、レストランの予約みたいなもんですね。

コルドベス(CORDOBES)がある界隈、夜の11時も過ぎたというのに、かなり賑わっていました。というか、もしかしたら、このエリアは、あまり治安がいいところではないのかもしれないですね。私はバルセロナの治安マップのようなものが頭に入っているわけではありませんが、何となくの感覚です。見ていると、薄着で露出度の高い若い女性はだいたいナンパされていました。このへん、ナンパスポットなのかもしれないです。治安が、とか言っても、私のような男一人にとっては、別に危険な感じではありません。

ようやく、ホテル近辺のサグラダファミリアまで戻ってきました。もうテッペンが近いです。あ、テッペンというのは、「リラが咲くころバルセロナへ」が発売されたのが1992年。時はバブルのころ、夜中の12時のことをテッペンとか言ってた時代があったということです。これは、池の公園じゃないほうからの撮影です。

そして、本日の最後の一枚。ようやく、池の公園から、池越しでのサグラダファミリアが撮れました(昼間は逆光だったので・・)。

それにしても長い長い一日が終わりました。バルセロナには若い観光客が本当に多くて、驚きでした。エネルギッシュな街です。インスタ映えスポットがたくさんあって、きっと若者に魅力的な街なんでしょう。繰り返しになりますが、100年も前のガウディの先見の明には驚かされます。と同時に、1992年に「リラの咲くころバルセロナへ」つまり人々が若い時にバルセロナに来ることを予言していたかのような歌詞をつくられた康珍化先生にもまた、感服させられる一日となりました。

明日は、もう少しバルセロナを観光した後、モンセラートへ向かいます。

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