バルセロナからモンセラート(モンセラット)へ ~2日目および3日目編

バルセロナに来て、2日目の朝を迎えました。さすがに昨日、初日から動き回って、朝からしんどいですが、まだまだ頑張ります。この後の予定としては、午前中、バルセロナ観光をして、午後からモンセラートへ移動。そのままモンセラートに宿泊。翌日、バルセロナに戻ってきて、また少しだけ観光をして、夜の便で帰るという行程です。あ、モンセラートというのは、Montserratという表記でして、中にはモンセラットと表現しているサイトもあるかもしれませんが、同じことです。ここでは、モンセラートという名称で統一していきたいと思います。

ということで、今回の記事では、基本的には、モンセラートのことを中心に書いていきますが、その前後(つまり、モンセラートに行く前と、戻ってきた後)に、バルセロナ関連のことも、ちょびっとだけ触れていきたいと思います。要は時系列に書いていきますね、ということです。

この記事の対象者は

バルセロナのカサ・バトリョおよびカサ・ミラに興味がある方

および

モンセラートに行ってみようと思っているが、以下のことが気になっている方。

・モンセラートまでの行き方

・モンセラートでの宿泊施設は?

・モンセラートを一望できる撮影スポットについて

等々ですね。モンセラートは、バルセロナからはポピュラーな観光地のようですので、ここでもアベレージ路線を踏襲です。

話は前回の続きで、2023年3月のことです。まずは、前回ちらっと触れましたが、朝一番から、サグラダファミリアのPassion facade(受難のファサード)に登りに向かいます。昨日は、Nativity facade(生誕のファサード)に登ったので、要領は全く同じです。入口でセキュリティチェックを受けて、教会内部に入って、ステンドグラスを撮影して、と、ここまではマシーンのように前日と同じ動きを繰り返します。そして、予約時刻になったので、Passion facade(受難のファサード)に並びに行ったら、今は強風のためクローズとのこと。お金は、購入したクレジットカードに自動的に返金されるよ、と言っていました。私の経験からお話しますと、もし私と同じようにクローズに遭ってしまった場合、特に何もすることはありません、6日後に購入したときのクレジットカードに勝手にリファンドされていました。ただし、全額ではないですよ。塔入場36ー教会入場26=差額10ユーロのみの返金です(2023年3月時点の料金ベースの金額です)。せっかく26ユーロも払って入場したのだから、朝日を受けた東側のステンドグラス(青緑系のほうです)を撮影しました。前回申し上げたように、西側オレンジのほうは、西日を受けて綺麗になるように、そして、東側の青緑のようは、朝日を受けて綺麗になるように設計されているらしいので。

ということで、今回はPassion facade(受難のファサード)は無しということになりました。Nativity facade(生誕のファサード)については、前回の記事をご覧ください。

次にやってきたのは、カサ・バトリョ。早くも大行列ができております。ここはかなりの人気スポットのようです。ちなみに、下写真の行列は、すべて、チケットを既に持っている人の列です。

私は、これについても、インターネットから既に予約しておりました。人気なので、あらかじめ予約しておいたほうがいいと思います。私はこの公式HPから予約しました。

https://www.casabatllo.es/en/

普通のGeneral VisitのBlueにしました。Blue、Silver、Goldの3種類があるようです。一番安いのがBlueですね。見るだけならこれで十分です。SilverとGoldには、タブレットがつくようで、結構このタブレットを持ちながら見学している人はいました。ちょっといいなあとは思いましたけど、一番安いBlueでさえ、35ユーロ(繁忙期ではない平日などは29くらいになるようですが)もかかり、結構なお値段ですので、私にとってはこれ以上はちょっと無理でした。

正面からも撮影してみました。なかなか面白い建物ですね。中がどうなっているのか興味をそそります。

中は、ディズニーシーのマーメイドラグーンの入口近辺の通路のようになっていました。マーメイドラグーンとは、海をテーマにした屋内施設でジャンピン・ジェリーフィッシュとかがあるところです。

それにしても、混んでいます。雨の日のマーメイドラグーン並みです。屋上に出てもこのレベルです。

観覧ルートの途中にもお土産ショップはありますが、一番最後にもあります。荷物になってしまうので、買うなら最後のほうのショップで大丈夫です。品揃えもほとんど一緒です(むしろ最後のショップのほうが品揃えがいいと思います)。ていうか、ここもミニチュアシリーズあります。この建物は特徴的なので、有りではないでしょうか。これもここでしか買えません。

ちなみに、この最後にあるショップに関しては、入場チケットがなくても、入ることができます。建物の正面から見て右のほうに下写真のような入口が見えることと思います。ここから入って行けます。

本日のバルセロナ観光はこれくらいにしておいて、続いて、モンセラートに向かいます。モンセラートは、バルセロナの北西、だいたい1時間30分くらいで行くことができる距離にあります。この間は、公共交通機関で繋がっているので、我々旅行者にとっては、便利なところです。ということもあって、バルセロナからのショートトリップとして、かなりポピュラーな場所のようです。東京で言ったら、高尾山って感じなんだと思います。実際私も、14時36分Espanya(エスパーニャ)駅発のカタルーニャ鉄道に乗って、16時10分頃には到着できました。

まずは、地下鉄でEspanya(エスパーニャ)駅を目指します。Espanya(エスパーニャ)駅は、エスパーニャ広場のところの駅です。この駅までは、昨日購入したHola Barcelona Travel Card (72時間券)で行くことができます。つまりZone1ということです。Espanya駅に着いたら、地下鉄の改札を出ます。カタルーニャ鉄道に乗るためには、別の改札口に行かなくてはなりません。下写真で言うところの、メールの「ファイルを添付」みたいなマーク(2023年3月時点で黄緑色)に従って行ってください。

これ、これ、この黄緑色のメール「添付マーク」。結構たくさん貼ってあります。右のやつなんて、親切にMonserratとまで書いてくれています。

看板に従って歩いていくと、このような駅に辿り着きます。これがカタルーニャ鉄道のEspanya(エスパーニャ)駅です。私が乗りたい列車は、R5ですが、このホームには、他の系統もやって来ます。ですので、電光掲示板を見て、R5は何番線に来るかはチェックしないといけません。探すキーワードは、R5、そして、行先はManresaです。最初、このManresaとは、モンセラのことだと思ってしまいましたが、よく見ると、最後にtもないし、MonではなくManだし、セラではなくレサです。なんとも紛らわしいですが、結果、全くの別駅です。ですが、そのManresa行きの列車に乗ります。面倒くさいので、もうこれがモンセラだと思ってしまってもいいかもしれませんね。

この改札前の広場の右手と左手、どちらにも、下写真のように切符販売機があります。これでモンセラートまでの切符を買います。

モンセラートまで行くには、1回だけ乗り換えます。何に乗り換えるかというと、登山列車かロープウェイの2択です。どちらを選択するかによって、購入するチケットが変わってきますので、ここで決めないといけません。私は、登山列車にしました。ということで、ここからは登山列車で行く場合のチケットの買い方となります。

まずは、言語を英語に切り替えます。下にある国旗マークのボタンで変更可能です。

英語に切り替わったら、下画面の青いボタン、Montserrat combined ticketを押します。

次が、先ほど申し上げた登山列車かロープウェイかの別れ道です。登山列車の場合は、上のRack Railwayを、ロープウェイは下のCable Carを選択してください。登山列車は、Cremalleraと呼ぶ場面も出てくるので、覚えておいてください。

そして、次(下画面)が非常にわかりにくい。往復を買う必要がありますので、右側の上から2つ目、「Adult Return Ticket, combined Train + Rack Railway」を買ってください。モンセラートで宿泊する場合も、往復を買ってしまって、OKです。上の2つは、モンセラートより先、更にケーブルカーに乗ったりできたり、食事がついたりと、言ってしまうと、若干過剰なサービス付きです。そうなんです、モンセラートから先も実はケーブルカーがあったりするのですが、この季節では、クローズしていたりしています。それなのに、普通に売っているというのが、ちょっと信じられません。

ということで、右側の上から2つ目を押したら、2023年3月時点で、25ユーロでした。

そして、これがチケットです。これで、先ほどの改札を通ることができるようになりました。さっきちらっと触れた、Cremallera(=登山列車)、よく見るとこのチケットに印字されています。Cremalleraは、ここでは登山列車のことです。覚えておいてください。

これが、Manresa行きのR5です。14:36発です。まずはこの列車に1時間くらい乗って行くことになります。私のように、午後から出かける人というのは、あまりいないようで、めちゃくちゃ空いていました。一般的には、朝出発して、夕方帰ってくるというようなデイトリップの場所なんでしょう。この列車に関しては、座席は左右どちらでもいいと思います。もともと大した景色は望めません(強いてあげれば、最後の最後に左に岩山が見れるかなあという感じです)。

私は登山列車を選択したので、Monistrol de Montserrat駅まで行きます。一方、もし、ロープウェイを選択した場合は、ひとつ手前のAeri de Montserrat駅で降ります。降りる駅が違うので、ご注意ください。いずれも、終着駅ではありません。列車は、モンセラ行きではなく、マンレサ行きですからね。途中下車の形になります。下写真は、登山列車コースのMonistrol de Montserrat駅です。

上写真のMonistrol de Montserrat駅で、どこで登山列車に乗り換えるんだ、っていうことなんですが、実は進行方向に向かって左前方に、緑の鉄道が停まっているのわかりますか?あそこまで行きます。

登山列車の停まっているホームに来ました。やっぱり「添付ファイル」マークがついているので、これもカタルーニャ鉄道ですね。チケットは、ホームにいる緑色の服を着た係員さんがアナログでチェックします。

かなり新し目の車両です。そして、空いています。一番先頭に行ってみました。おー。運転席のすぐ後ろが座席になっています。これはいい感じです。

運転席のすぐ後ろで、かぶりつきです。これはアツいです。こんなに空いているからなせる業です。午後発で現地泊の特権ですね。ちなみに、この列車は、進行方向左側のほうが、景色はいいです。座るなら、左側か、かぶりつき席のどちらかがお勧めです。

モンセラート駅に到着しました。山の上とは思えない近代的な駅です。まあ、けどこういうのたまにあります。スイスのツェルマット駅なんかはこんな感じです。

早速、駅を出て観光してみようと思ったのですが、その前に、実はさっきから少し気になっていたことがあります。この駅名サインについてです。

そういえばさっき乗り換えたMonistrol de Montserrat駅にもあって、ずっと気になっていました、このサイン・・。どこかで見たことあるような・・。

そうです、これって、ロンドンの地下鉄のサイン(下画像)とよく似ている気がします。下図は、UNDERGROUNDと書いていますが、これが駅名だったりします。形こそ違えど、色使い(赤とネイビーの色目)は全く同じです。ちょっと怪しいですね、これは。

こういうのって、それぞれに意見や主張があって、だいたいスペインの人はスペイン贔屓に、イギリスの人はイギリス贔屓に物事を主張しがちです。そういうときは、冷静な第三者の目が重要になってくると思うんです。そういった意味では、私は、中立の国スイスからやってきて、かつ、アベレージ的な考えを持った人間、言い換えると、客観的に中立に見ている人間です。まさに、中立のなかの中立、ニュートラル in ニュートラル、といったところでしょうか。そんな私の見解としては、「カタルーニャ鉄道、やりおったな」ですね、この件に関しては。

ということで、モンセラート駅に到着したところに、話を戻します。

ここからは、説明しやすいように、こんなマップを作ってみました。書きたいことに付番していったら、⑭までになってしまいました。順を追って説明していきますね。

①登山列車の駅

近代的な外観の駅です。すぐ隣にツーリストセンターがあったり、モンセラートの中心に、この登山列車は到着します。一方、ロープウェイは、少し離れたところに到着します(⑧の場所)。この登山列車駅で、気になったこととしては、右のほう(つまりこの写真でいうと、正面あたり)は出口専用、入口は左のほうに回らないと入れませんでした。それから、上マップ(Googleマップの元表示)だと、いかにもSanta Covaケーブルカー駅が同じ建物にありそうに見えますが、実際は違います。駅構内で乗り換えできるわけではありません。一旦出て、左のほうへ回り込むようにして少し山を登らないと、到達できません。

②修道院

たぶん、この修道院がモンセラートのメインスポットだと思います。駅前に立って、正面に見える階段を上ってもいけますし(これがショートカットバージョン)、駅前の道を左のほうへ道なりに上がっていくこともできます(道なりは、大きく右カーブしますので、結局同じところに辿り着きます)。そして、下写真が修道院を正面に捉えたところです。

そのまま入っていくと、中庭のようなところに出ます。正面が修道院ですね。

中庭の真ん中に丸いマークのような場所があります。パワースポットのようですので、とりあえすここでパワーをチャージしてみます。宗教的なことはよくわかりませんが、どう見ても、この円は神聖な雰囲気が漂っています。チャージするためには、こういうことで合っていますかね。

修道院の中は、荘厳な雰囲気が漂っています。正面の上のほう、よく見ると・・。

人がいるじゃあ、あーりませんか(チャーリー浜さん風。古すぎるかもしれないので、あんまり気にしないでください)。そしてその奥に鎮座されているのが、この修道院のご神体、黒いマリア像です。そう、ここまで行って、近くで拝ませて頂くことができるんです。

先ほどの中庭。右手のほうに、廊下があります。ここから入るのですが、予約が必要のようです(18時頃にもう一度行ったら、そのときは、予約なしで入れました)。混雑具合によるのかもしれません。予約必要な時間に行った場合は、まず、係員の人から予約チケットを受け取ってください。この下写真の列の場合は、左から入るという形になります。そして、予約時間のときは右側ということですね。まあ、これはそのときによって違う気もしますので、左とか右とか覚える必要はなくて、この表示に従ってください。

これが予約チケットです。黒いマリア像を拝観するのは、無料です。そして、予約と言っても、こちらから時間指定するほどたいそうなものではなく、おそらく係員の人が、黙っていても、空いている直近の時間のスロットをくれると思います。したがって、ネット予約のようなたいそうな仕組みもありません。

時間になったら、中庭の右側奥の入口から入っていきます。これ(下写真)が、黒いマリア像です。手に持っていらっしゃる球体のものを触ることができます。ものすごい御利益がありそうです。

この修道院、夜は夜で、厳かな雰囲気が漂っております。ミサが行われたりしておりました。とは言っても、宗教的なことはよくわかりませんので、雰囲気だけ味わえるといったところでしょうか。

③Hotel Abat Cisneros

今回宿泊したのは、このHotel Abat Cisnerosというホテル。モンセラートには、宿泊施設が2軒しかないと思っていますが、そのうちの1軒です。ひとつは、このHotel Abat Cisneros。もうひとつは、⑤でお話するAlberg Abat Oliba。

Google Mapには、宿泊施設マークがついたものとして、もうひとつHospedería - Hostatgeria de Montserratというのが、このHotel Abat Cisnerosの右のほうに表示されます。が、行ってみて状況確認してきましたが、そこは、ホテルフロントがあるような宿泊施設ではなく、子供たちの合宿所みたいな感じでした。日本で言うと、例えば名古屋市だったら、名古屋市立の学校の生徒さん達が、学校行事で使える、みたいな。なんていうんでしょう、名古屋市青少年宿泊センターとかって言うんですかね。

要は、何が言いたいかというと、このモンセラートで、一般の旅行者が宿泊できそうな施設は、2軒だと思います。そのうちのひとつHotel Abat Cisnerosに泊まりました、という話です。

ここは、修道院には近くて観光には便利だと思います。レストランも併設されています。ここで夕食をとることもできますが、私は、昨日、結構散財してしまっていますので、節約のため、近くのカフェでサンドウィッチを買ってきて、部屋で食べて済ませました。。

このホテルは、ホテルフロントがある、普通のホテルタイプです(アパートメントホテルタイプではないということ)。

部屋は、至って普通です。寝るだけなら十分です。これで、私は、62スイスフラン(スイスからExpediaで予約したので、スイスフラン決済でした)。ユーロでもほぼ同じ数字でしょうね。このロケーションなら安いと思います。バルセロナ市内では62ではよほどのホテルでないと泊まれないと思います。電車賃25ユーロ払って、こっちに来て泊まるのもありじゃないかと思いました。あ、ただし、朝食は別です。別途お金払って、頂きました。

④カフェ(サンドウィッチなど売っている)

上地図④の、ちょうどヘアピンカーブのあたりにカフェがあって、ここでサンドウィッチ類を買うことができます。ここについては、写真は撮っておりません。私は、夕食はここのサンドウィッチで済ませました。夜遅くまではやっていないはずなので、その点は、ご注意ください。

⑤アパートメントホテル Alberg Abat Oliba

モンセラートにおける、もう一つの宿泊施設がこのAlberg Abat Olibaです。外から観察したところ、この施設にはフロントのようなものはありません。いわゆるアパートメントタイプで、鍵をどこか別のところで受け取ってくるのか、入るのが少しややこしそうな印象でした。というのは、私、入口で張り込んで、人の動きをジッと監視しておりましたが、ある予約客が、入口の自動ドアを開けることができず、困っている場面を見ました。中に誰もいなくて、誰も助けてくれません。結局、その人たちは、中からたまたま他の宿泊客が出てきたので、入ることができました。が、その後、彼らはどうしたのでしょう。中の様子までは、尾行できませんでした。

なので、私は、このアパートメントホテルは、アベレージ的にはあまりお勧めできません。建物自体は綺麗なんですけどね。というか、③Hotel Abat Cisnerosのほうで、十分安いので、そちらでよくないですか。

⑥公衆トイレ

この街には、親切なことに、ちゃんと公衆トイレが設置されておりました。といっても、私の場合は、すぐ近くにホテルをとってましたので、使っていませんが、日帰りの方なんかは重宝するんだと思います。

⑦スーベニアショップ

登山列車の駅前の道路を挟んで、お土産屋が数軒あります。黒いマリア像を模したものが多い印象でした。修道院のほうへ登ってしまうと、お土産屋さんは無いので、買うならこの駅前で、ということです。

⑧ロープウェイの駅

今回、私はロープウェイは使っていないので、ロープウェイ駅には行っていません。ここは、位置関係をお知らせするために、掲載しました。下写真は、登山列車のホームから撮影したものです。先にある中央の建物(列車が横を通っている)が、ロープウェイ駅です。このように、少しだけ離れています。

下写真は、Santa Cova方面から見上げた構図です。ロープウェイ駅に、黄色いロープウェイが吸い込まれていく様子をとらえました。そして、実はこの写真、よく見ると、ロープウェイと登山列車のコラボとなっております。

⑨Sant Joanへのケーブルカー駅

Sant Joanへのケーブルカーというのは、更に上に上がっていくやつ、一方、この後出てくる⑩Santa Covaへのケーブルカーというのは、下に下がっていくやつと覚えてください。

これが、上に上がっていくSant Joanへのケーブルカーの駅です。残念ながら、この日はクローズでした。シーズンオフはこういうことはよくあります。仕方ないです。というか、先ほどのカタルーニャ鉄道の切符で、ケーブルカーもついた過剰サービスの切符は買わないほうがいいと言ったのはこういうことです。

ちなみに、Sant Joanへは、下写真のようなところを上がって行くようです。その行きついた先がSant Joanですね。

⑩Santa Covaへのケーブルカー駅

一方、こちらが下に下りていくケーブルカー、Santa Cova行きです。ケーブルカー駅は、登山列車駅の横にあるのですが、一旦外から回り込まないと行けないと思います(たぶん)。位置関係はこんな感じとなっております。

アパートメントホテル Alberg Abat Olibaの横から回り込んでくる形で、ケーブルカーの駅に来ました。この日は、こちらのSanta Cova行きは動いていました。

かなり新しい車両でした。ですが、乗ってる人は誰もいません(私一人だけでした)。不人気路線っぽいです。車両を最新型にしてしまって、これは完全に赤字路線ですね。

往復で6ユーロでした。約5分で到着します。

⑪Sant Miquelへ(徒歩)

Sant Miquelという展望スポットへは、モンセラート界隈から歩いて行くことができます。ケーブルカーには乗りません。純粋な歩きのみです。徒歩20~30分くらいです。厳しい登りもないので、散歩にお勧めです。この後、言いますが、このSant Miguelから、モンセラートの全景を綺麗に撮影することができます。おすすめ撮影スポットです。

アパートメントホテル Alberg Abat Olibaの横から上がっていくことになります。このあたりだけ、少し登りますが、厳しくはないです。しばらく行くと、このようなゲートがありますが、ここは、左側の脇道から向こうへ抜けます。

1か所だけ、少しわかりにくいのは、下写真のところ。道なりは右なんですが、ここを左に入ります。左に下りていくイメージですね。

突き当りに、十字架が設置された展望台が現れます。ここがSant Miquel展望台です。

このあたりからの眺めは素晴らしいです。こうやってモンセラート全景を写真に収めることができます。ここは、なかなかいい構図になると思います。

⑫鉄道撮影スポット

登山列車の撮影スポットも探してきました(注:別に撮り鉄ではありません)。登山列車駅を背にして、右のほうへ向かいます。すると、下写真のような、橋ではないんですど、手すりがついた通路のようなところを通ります。もう結論を言ってしまうと、この右前方に見えている建物の上が、絶好の撮影スポットです。

こういう構図になります。いかがでしょう。鉄道が、模型みたいに見えますよね。

⑬Santa Covaケーブルカー駅

これは、さっきのSanta Covaへ下りていくケーブルカーの終着駅です。所要5分で到着します。上のほうにロープウェイ駅が見えると思います。そうなんです、Santa Cova駅はこのように下ってきたところにあります。

⑭Santa Covaへ(徒歩)

Santa Covaケーブルカー駅から歩いて、Santa Cova de Montserratという教会を目指します。Santa Cova de Montserratというところは、黒いマリア像が発見されたところと言われており、神聖な場所のようです。このケーブルカー降りたところから、徒歩15分くらいです。下写真は途中で撮影しました。モンセラートよりかなり下りてきているのがお分かりになるかと思います。小さいですが、一応これも登山列車とロープウェイのコラボなんですよ、よーく見ると。ちゃんとディテールにもこだわっております。

到着しました。Santa Cova de Montserratです。ひっそりとたたずむ姿は、教会というより、庵(いおり)です。スピリチュアルな雰囲気が漂います。

中にも入ってみました。華美さはありませんが、そのぶん、厳かな雰囲気は感じられます。

以上が、私がモンセラート滞在中に調査してきたことになります。今後、行かれる方の参考になれば幸いです。

さて、旅行の続きとしては、あとちょっとです。モンセラートからバルセロナに戻ってきて、少しだけ観光しました。最後に、カサ・ミラに行ってみました。

初日に夜景だけ撮影には来ましたが、昼は初めてです。今日は中に入ってみます。予約は、相変わらず、公式HPから済ませております。

https://www.lapedrera.com/en

一番ベーシックなLa Pedrera Essentialというやつですね、25ユーロです。

カサ・バトリョとの比較として、明らかにこちらのほうが空いています。そして、こちらのほうが、建物内部の見るポイントが少ないです。こちらは、エレベーターで一気に上のほうまであがってしまって、そこから上しか見学しないです(つまり建物全体からすると、ほんの一部だけ)。そのあたりを考慮すると、カサ・バトリョのほうが、建物内部を見るぶんには面白いかもしれないですね。

ただですね、そのぶんカサ・ミラのほうが空いていますし、そして、こちらは屋上がなかなか面白いです。

インスタ映えしそうな構図がたくさん狙えます。いや、言うほど私はインスタ詳しくはないですけど。すいません、勝手なイメージだけで言っています。こういう風に、ガウディ in ガウディみたいにしてみたらいいんでしょうか。

お土産屋さんもちゃんとあります。ここにも建物のミニチュア売っています。なぜか、このカサ・ミラだけは、街の他のお土産屋さんにも売っていました。ここだけの独占販売ではなさそうです。

このカサ・ミラの建物のなかに、カフェがあったので、一休みしました。というか、ここでも十分、カサ・ミラの雰囲気は伝わります。面白い内装ですよね。このカフェは、カサ・ミラのチケット無しで入れます。

最後、フライトまでの時間を使って、せっかくバルセロナまでに来たのだから、スペインっぽいものを買いたいなと思って探してみました。

やってきたのは、La Manual Alpargateraというお店。ここは、エスパドリーユという、底が麻ひもで作られている、ゆるーい感じの靴を作っているお店(工房?)なんです。

店内にはたくさんの商品が陳列されています。エスパドリーユ履くなら夏だろうし、爽やかな感じがいいですね。

このへんは、ユニセックスらしいです。今回は、このあたりに決めました。

フライトの時間が近づいてきました。お土産探しはこれくらいにして、そろそろ行かなくてはなりません。バルセロナは、意外と空港まで時間かかるんです。最後の空港に向かう地下鉄L9、あれの長いこと、長いこと。皆さん、早目に向かったほうがいいと思います。

ということで、今回の旅は以上です。この記事は、2日目と3日目を一緒にまとめてしまったために、長くなってしまいました。少し反省しております。もう少し刻んだほうがいいのかな。ちょっと考えます。それでは、また。

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